ひとり言

『やっと会えたね』

昨年亡くなった、娘の幼稚園の同級生の男の子に会いに娘と山口へ行ってきました。

 

昨年の9月、突然「○○が、昨夜息をひきとりました」と、娘の幼稚園時代のママ友からメールが。「え?なに?」何かの間違い?読み違いかと思いました。

娘とその子が、小学生の時、ご実家の山口へ引っ越しされました。入院されたりしていたのは、聞いていましたが。19歳でした。

 

遠いし、突然で、お葬式にも行けず。落ち着いたころにお線香をあげに行こうと、計画していましたが。コロナ禍になり、行けないまま。

 

どうにか、旅行もできるようになり、感染者も増え心配な状況ではありますが、行ってきました。

やっと、○○くんと、お母さまに会えました。

 

青年になった、○○くんの遺影。かわいらしかった○○くん。面影あるけど、会ってもわからないね。すっかりお兄さんになって。

お母さまから見せていただいた、思い出の写真たちと、自筆のノート。思い出のお話。たくさんのひとたちに、愛されていたのね。

自分が病気でつらいのに、家族や周りの人たちへの気遣い、感謝をつづったノート。こころが震えました。立派な優しい息子さん。

 

たとえ亡くなったとしても、ちゃんと会いに行かなきゃだめなんだ。ちゃんと会いに行って、ちゃんとお線香あげて、お墓参りできてほんとうによかったです。

天国へいった○○くん、これからは夜空の星を見上げたら、きっと会えるね。

稲垣 真美

PAGE TOP