ひとり言

≪未来に漠然と不安を感じている方へ≫

花の季節に

 

年々歳々花相似(年々歳々花相似たり)

歳々年々人不同(歳々年々人同じからず)

 

 今年の春は桜の花が咲き始めたと思ったら

 <ア>っという間に

 フジもつつじもサツキさえも盛りを過ぎようとしている

 

冒頭に挙げた詩は唐代の詩人、劉希夷の「代非白頭翁」一節です

 

本来はとても深い意味がある詩ですが

わたしは単純に

 時の移ろいに自然は変わりなくやってくるが

 人の世は変わりやすい

 明日を思い煩うことより

 今を精一杯生き続けよう

 それが自分の未来につながることになると・・・

 

 風に揺れるフジの花を愛でながら

佐藤 美代子

 『42.195kmのその先に』

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。

昔の人はうまく言いますよね。

時間を大事に、

新しい目標に向かって勢いよくスタートできる時期です。

 

先日、知人から久しぶりに連絡がありました。

 

「転職します。」

 

その声はゆったりと、自信と余裕を感じました。

 

話を聞いてみると、

ずっと転職をしようかどうか迷っていたけれど、

決断することができた。

行動を起こすことができた。

と言うのです。

 

決してお若い方ではありません。

転職するには、かなりの勇気が必要だったと思います。

 

「どうして転職に踏み切ることができたの?」

 

とたずねてみると。

11月末に行われた、大阪マラソンに挑戦したと言うのです。

 

マラソンの経験もなく、日頃、何かの運動をされてるわけでもありません。

その方がマラソンに挑戦されたのです。

誰にも言わず、応援もなく、一人で走られました。

 

ずっと長い間、転職したいと思いながらも

先のことを考えると不安や背負うリスクを考えると転職ができずにいた。

 

しかし、やりたいことを仕事にしたい!!と言う気持が強くなり、

 

よし!大阪マラソンに挑戦しよう!

ゴールができたら転職できる!

成功できる!!

と思ったそうです。

 

そして見事ゴール!

素晴らしいの一言です。

経験したことのない、42.195kmの道のりを一人寡黙に走る。

 

その結果、

マラソンがその方の背中を押しました。

自信を与えました。

そして成功への第一歩を踏み出すことを決心させてくれました。

 

人は、

誰かに、何かに、背中を押して欲しいと思うことがあります。

 

この方は大阪マラソンに勝つ!と言う選択をしました。

そして、自分の頑張り(挑戦)に自分の背中を押してもらうことができたのです。

 

3月から新しいお仕事が始まるそうです。

 

転職を決めるまでの沢山の事を考えた時間も、

マラソン挑戦の大変な頑張り、転職の勇気。

 

すべてがあなたの味方です。

和 さかえ

<ある寒い日の出来事>

私は外出時に家の前からタクシーに乗ることが多く

(家が道路に面しているので)

その日もいつものようにタクシーを待っていました。

その同じ場所で、私より先にタクシーを待っている様子の

高齢の女性がいました。

いつもならバンバン来るタクシーがなかなか来ないので、

その女性となんとなく立ち話になりました。

私「もうずいぶんタクシー待たれてますか?」とか、

女性「今日は空車がなかなか来ないんですよ。」とか、

私「こう寒いとやっぱりみんなタクシー乗るんですかね~」とか。

 

10分近く?も待ったところでようやく空車が来たので手を上げて止め、

女性に「どうぞ。」と乗車を促しましたら女性は

「今日は空車少ないのでよかったら相乗りどうぞ?」

と言って下さいました。

行き先を聞いたら同じ方向だし、私も時間が迫っていたので

ありたがく一緒に乗らせて頂きました。

 

先に女性の目的地に着き、女性がタクシー料金を払おうとするので、

当たり前ですがそれはお断りし、お互いにお礼を言って、

女性は降りて行きました。

 

しばらくして私の目的地に着き、タクシー料金を払ったところ、

なんかお釣りが多い?

「あれ?」と言ったらドライバーさんが「おまけです」と。

何十円の端数ではなく、数百円のおまけをしてくれたのでした。

 

それだけの話なのですが、タクシーに乗り合わせた三人

(ドライバーさん入れて)が、ちょっとずつのあたたかい気持ちを

シェアできたような気がして、なんだか嬉しくなったことでした。

聡子

『変化するには』

何かの問題を抱えているとき人はなかなか前向きになれない

まして精神疾患を患っていたりしたら尚のこと

うつ病の方とその家族との会話で感じたこと

ネガティブな受け答えが多い事

一例を挙げると

当人が○○したい

   ○○をするという考えを口にしたとき

△△には○○するのは無理だ

   それはやめた方がいいんじゃないか

など否定的な受け止め方をしている会話が目につく

特に当事者の気持ちが上向きになっているときなのが気になる

 

当事者は不安な気持ち、

自信のない自分を何とかしようと考え行動を取ろうとしている

そんなとき周囲からこんな反応が返ってくると一歩も前進できなくなる

確かに患っている家族がいるとき空気は重苦しく、

前向きな考えは出来にくくなるだろう

 

当事者が患っている部分と本来の健全な部分を併せ持っていると考えてほしい

ネガティブ思考は病気の特徴の1ツである

○○が出来ないのは病気だからと考え、

したいことがあるなら周りは共感し後押しをする

 

私たちにも出来ないことは多くある

それを諦めるのも再挑戦するのも自由意思だ

○○をしたいとやってできない時

「やっぱり駄目だ」の考えを捨てることから始めて欲しい

そして、今回はうまくいかなかったがやる気になったこと

挑戦できたことを賞賛してほしい

それを続けていけばきっと変化につながるだろう。

佐藤 美代子 

「思い通り」

世の中、思い通りにならないことってありますよね?
急いでいるときに限って信号につかまる、
ゆっくり休みたい時に限って急な用事ができてしまう…
心の中はイライラ、ムカムカ、
「何で思い通りにならないの!?」
そんな風に思っちゃいますよね?
でも、」ちょっと待ってください
その「思い通り」は本当にあなたの思い通りなのでしょうか?
頭では「急がなきゃ!」「休まなきゃ!」と○○しなきゃ!で
いっぱいになっているかもしれませんが、
実は体や心の奥では「もう少し落ち着こう」
「誰かと会って安らごう」という思いが働いているのかもしれません。
思い通りにならない!と思った時は、
頭以外の思いを聞いてみてはいかがでしょうか。        

大出 貴一

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