ひとり言

<小さな○○>

花になりたい               小さな花に

名もない花で               いいのです

心の渇いた                 旅人の

気持ちを癒せて           やれるなら

それで枯れても            いいのです

 

鳥になりたい               小さな鳥に

名もない鳥で               いいのです

あてなくさまよう            旅人に

愛しき人の                  行き先を

そっと教えて                やれたなら

生命 果てても               いいのです

牧田 英治

【元整体師のお話】

元整体師の方のお話を聞く機会がありました。

 なぜ、「元」かって?

人間は、そもそも自分で治せる力が備わっている。

本来の自分に戻れる力がある。

長年身につけた身体の使い方の悪いクセが、痛みや歪みを作っている。

だから、そのクセを除いて行くことで、本来の自分の身体に戻れる!

えっ、これって、カウンセリングと同じ!

間違った思考のクセが、クライエントを苦しめている。

だから、その思考のクセを除いていくことで、本来の自分を取り戻し、生きやすくなる。

それなのに、患者さんは、整体師に治してもらおうとする。

整体師に依存して、自分で治そうとしない。

だから「元」なんです。

今は、患者さんが自分で治るように、ワークなどをされています。

 

稲垣 真美

《静けさの中で》

街の騒音が消える

闇の中に

微かに届く除夜の鐘

 

師走の喧騒は過去のもの

今、新しい年に向かって動き出している

わずかな時の後に

朝日が昇る

 

闇の中に身を置くのは今だけ

静寂の音を感じるのも今だけ

時はすでに明日へと向かって動き始めている

 

静けさの中で明日へのエネルギーを蓄え

日の出とともに動き出そう

佐藤 美代子

「噴水と私」

地蔵先生が、噴水の本を出版されました。

 

その本を読んで、出かけると噴水を探してしまいます。

 

思えば、子どものころ、

噴水を見つけるととんでいって、その噴水の水をいつまでも見ていたものでした。

 

一瞬もとどまることなく、

形を変えて踊り続ける水は、当たり前だけど不思議で目が離せませんでした。

 

大人になっても、噴水があると近づいて、しばらく佇んで見てしまいます。

その流れ踊る水を見ていると、癒されます。こころが落ち着きます。

 

特にこころが、ざわついている時、不安な時には。

 

先生の本に刺激され、わざわざ噴水を探しに、噴水に会いに行きたくなりました。

稲垣 真美

≪暑さの陰にも・・・≫

酷暑続きの夏もようやく一段落

気温の変化に体調を崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか

 

少しだけ眠りやすい夜が帰ってきました

耳を澄ましているとコオロギの鳴き声

気づかぬうちに自然界は次の季節に歩を進めているらしい

実りが心配された稲穂も重たげに首をたれている

暑い、寒いと騒いでいるのは人間だけかもしれない

人間以外の動植物は暑ければ熱いなりに、寒ければ寒いなりに過ごしている

 

あと少しで9月

涼風が立ち始め、黄金色の稲穂の刈り入れが始まる

夏の暑さに疲れた私たちは

どこか静かな公園で噴水の水音を聴きながら

暑さに疲れた心と体を癒してあげよう

佐藤 美代子 

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